【東京】金継ぎ修理の持ち込みおすすめ7選|料金相場・納期がすぐ分かる比較表つき

大切な器を自分で直すのは難しそうだから、プロにお願いしたい。そう思っても、どこに頼めばいいのか、いくらかかるのか、見当もつかないことが多いですよね。金継ぎ修理は「どの技法(本漆か簡易か)」を選ぶかで、料金も納期も桁違いに変わります。

そこでこの記事では、東京都内で持ち込み・配送修理を受け付けているおすすめの工房を厳選してご紹介します。相場を知らずに依頼して「高かった…」と後悔しないよう、まずは料金の目安から見ていきましょう。

目次

修理に出す前に|料金相場と納期の目安

【東京】金継ぎ修理の比較一覧表(持ち込み可)

東京都内には金継ぎ修理を行う工房が多数ありますが、“依頼できる・料金公開・技術が安定した工房だけ”を厳選して7つに絞っています。

スクロールできます
工房名欠け(目安)割れ(目安)納期持ち込みエリア
つぐつぐ3,300円〜20,900円〜3–6ヶ月恵比寿 / 浅草
金継ぎ暮らし4,500円〜6,000円〜2週間〜自由が丘
無印良品(新宿)つぐつぐ水準つぐつぐ水準3–6ヶ月新宿
TNCA要見積要見積要相談南青山
杉山修復スタジオ15,000円〜18,000円〜3–6ヶ月世田谷
こつぐ3,000円〜10,000円〜3–6ヶ月奥沢・自由が丘
てならい堂7,150円〜7,700円〜3ヶ月〜神楽坂

金継ぎ修理の料金と時間目安

ここでは、実際に依頼する前に必ず知っておきたい「金継ぎ修理の料金と時間」をまとめます。
以前の記事(本金継ぎと簡易金継ぎの違い)で解説した通り、「食器として使うかどうか」も確認しましょう。

スクロールできます
項目① 簡易金継ぎ(現代金継ぎ)② 本金継ぎ(伝統技法)
料金目安(1箇所につき)4,000円 〜 8,000円10,000円 〜 30,000円
納期1週間 〜 1ヶ月3ヶ月 〜 半年
用途花瓶、置物、アクセサリー
(食器利用は非推奨)
日常使いの食器、高級な器
(熱・水に強い)
特徴安くて早いが、耐久性は劣る。一生モノとして蘇るが、高額。

「このくらいの欠けだといくら?」という疑問に答えるため、都内の主要工房の平均的な価格を算出しました。
※あくまで目安です。器の素材や金粉のランクによって変動します。

スクロールできます
破損の状態① 簡易金継ぎ(観賞用)② 本金継ぎ(食器用・伝統)
小さな欠け
(5mm角未満)
3,000円 〜 5,000円8,000円 〜 12,000円
大きな欠け
(1cm角程度)
5,000円 〜 8,000円15,000円 〜 25,000円
ひび割れ
(長さ10cmまで)
4,000円 〜 6,000円10,000円 〜 18,000円
真っ二つ(割れ)
(破片あり)
6,000円 〜 10,000円20,000円 〜 40,000円
パーツ紛失
(欠損あり)
要相談(+2,000円〜)要相談(高額になりやすい)

注意点

多くの工房では「見積もり」が必要です。器の「欠けの大きさ(mm単位)」や「割れの長さ」によって料金が加算されます。また、「仕上げ」(銀・金・消粉・丸粉など)によっても違いがあります。

欠けた破片があるかないかでも、作業工程(埋める手間)が変わるため、破片は捨てずに保管しましょう。


【東京】金継ぎ修理を依頼できるおすすめ工房・業者7選

「持ち込みやすさ」「料金の明瞭さ」「実績」で選んだおすすめの依頼先です。

1. 金継ぎ教室 つぐつぐ(恵比寿・浅草)

メディア出演多数!金継ぎ界の有名店

金継ぎキットや教室でも業界をリードする「つぐつぐ」は、プロの職人による修理受付も行っています。
最大の特徴は、「恵比寿・浅草」に実店舗があり、対面で詳しく相談できること。大切な器を郵送するのが不安な方や、修理の仕上がりイメージを細かくすり合わせたい方に最適です。

編集部の推しポイント

  • 圧倒的な実績と信頼:
    年間の相談件数は業界トップクラス。無印良品といった大手企業とも連携しており、信頼性は抜群です。
  • 技術の高さ:
    SNSで公開される修理例は「欠けの再現精度」が高く、金の線が細く繊細なのが特徴。
    金継ぎの仕上げ色も選ぶことができます(別料金)。
  • トラブル対応:
    他店では断られがちな「誤って接着剤でくっつけてしまった器」の除去・再修理にも対応しています
    (※除去費用別途)。
技法本金継ぎ(天然漆を使用・食器利用OK)
料金目安欠け:3,300円〜
0.5cm未満の欠け 1箇所:3,300円〜
1.0cm未満の欠け 1箇所:4,400円〜
2.0cm未満の欠け 1箇所:5,500円〜

ヒビ:3,300円~
6cm未満のヒビ:3,300円
8cm未満のヒビ:4,200円

割れ:20,000円〜
2分割 18cmの割れ:20,900円
3分割 計13cmの割れ:16,500円
4分割 計25cmの割れ:30,800円

※写真送付による、仮の見積目安受領が可能。
納期3ヶ月 〜 6ヶ月(変動あり)
受付方法持ち込み推奨(恵比寿・浅草)、郵送も可
持ち込みで見積をもらうには、事前予約が必須。
アクセス恵比寿駅 徒歩3分 / 浅草駅 徒歩5分

口コミ・評判

「修理の工程やかかる期間を丁寧に説明してくれた」「割れて諦めていた器が、芸術作品のようになって戻ってきた」という感動の声が多数。初めて修理を依頼する人でも安心できるサポート体制が高評価です。

[公式サイトで修理の詳細を見る]

2. 金継ぎ暮らし(自由が丘・郵送対応)

全国から依頼が集まる!「簡易」と「本漆」を選べる人気工房

自由が丘や六本木などで教室を運営しながら、全国対応の郵送修理システムで評価を得ている工房です。
最大の特徴は、予算や目的に合わせて「簡易金継ぎ(安価・早い)」と「本金継ぎ(本格・一生モノ)」の2つのプランから選べる点。柔軟性が高く、初めての方でも依頼しやすい仕組みが整っています。

参考記事:本金継ぎと簡易金継ぎの違いはこちらから

編集部の推しポイント

  • 選べる技法:
    「簡易金継ぎで安く、早く直したい」など、ニーズに合わせて技法を選べる数少ない工房です。
    簡易金継ぎで使用している材料は、食品衛生法の基準をクリアしており、食器としても使用が可能です。
  • 郵送に強い:
    専用のWEBシステムで自動見積もりが可能。梱包の指導も丁寧で、地方からの依頼もスムーズです。
  • 仕上がりの美しさ:
    SNSでの公開事例が多く、特に「ひび割れの線の細さ」や「金の乗り方の均一さ」に定評があります。
    Instagramはこちらから
技法簡易金継ぎ / 本金継ぎ(選択可)
料金目安・簡易:欠け 4,500円〜 / 割れ 6,000円〜
・本漆:欠け 10,000円〜 / 割れ 14,000円〜
納期修理期間は見積りと同時に提示あり
受付方法郵送推奨(全国対応)、持ち込みも可
アクセス東京都目黒区自由が丘1-14-8 2階

口コミ・評判

とにかく早く、手軽に依頼したい人に最適です。

[公式サイトで修理の詳細を見る]

3. 無印良品 新宿通り(新宿)

買い物ついでに預けられる!最も気軽な「依頼窓口」

無印良品(新宿通り店)では、店内の「ReMUJI」カウンターで金継ぎ修理を受け付けています。
「修理工房に入るのは緊張する」という方でも、いつもの買い物のついでに相談できるハードルの低さが魅力。
実作業は「つぐつぐ」の職人が行うため、仕上がり品質も折り紙付きです。

編集部の推しポイント

  • 確かな品質:
    窓口は無印良品ですが、技術提供は業界大手の「つぐつぐ」。本格的な本金継ぎで直ります。
  • トラブル対応:
    過去に自分で接着剤でつけてしまった器も、除去費用(+1,100円〜)を支払えば対応してくれるケースがあります。
  • とにかく気軽:
    申込書を記入して預けるだけ。見積もりは後日メールで届くため、店頭で待たされることもありません。
技法本金継ぎ(職人による手仕事)
料金目安預かり後に見積もり
(※目安はつぐつぐに準ずる)
納期通常1~3か月、破損状況により半年~1年
受付方法持ち込みのみ(郵送不可)
アクセス新宿駅 東口すぐ
素材の制限ガラス、木、金属は受付不可

口コミ・評判

「買い物のついでに寄れるのが良い」という声が多数。無印良品の製品以外でも受け付けてくれるため、新宿に行く方には良い選択肢です。

[公式サイトで修理の詳細を見る]

4. TNCA(Taku Nakano Ceramic Arts)(南青山)

「伝統工芸のニューウェーブ」中野拓氏の工房

著名な陶芸家・中野拓氏が主宰する、南青山の洗練された工房です。
高級ブランドやVIPからの依頼も多く、単に直すだけでなく「アートとして価値を高める」ような修復を求めている方におすすめです。

編集部の推しポイント

  • 一流作家の監修:
    紺綬褒章の受章歴がある作家の工房であり、技術とセンスは圧倒的です。
  • デザインとしての金継ぎ:
    公開されている修復例は、金の線が単なる補修跡ではなく、器のデザインの一部のように美しく昇華されています。
    Instagramはこちらから
  • 難易度の高い修理:
    複雑に割れた高級器や、美術作品、一点物の修理を得意としています。
技法本金継ぎ
料金目安個別見積もり
納期要相談
受付方法まずは写真を送付
アクセス表参道駅 徒歩圏内

口コミ・評判

「アートとしての金継ぎ」を求める層から支持。大切な作家ものの器や、替えのきかない高級食器を預けるなら選択肢です。

[公式サイトで修理の詳細を見る]

5. 杉山修復スタジオ(世田谷)

「跡を消す」共直しまで対応!修復専門のプロ集団

陶磁器の「修復」を専門とするプロフェッショナルなスタジオです。

編集部の推しポイント

  • 修復のスペシャリスト: 美術品も扱うなど、キャリアの長さと技術の幅広さが特徴です。
  • 大物対応: 壺や鉢など、他の工房では断られがちな大きな作品の修復も得意としています。
技法本金継ぎ / 共直し(復元)
料金目安・欠け・割れ:18,000円〜
・ヒビ:15,000円~
納期3ヶ月 〜 6ヶ月
受付方法持ち込み・郵送可
アクセス東京都世田谷区世田谷4丁目7-32 エバ世田谷206

口コミ・評判

料金体系がサイズごとに細かく公開されています。公式サイトのBefore/After写真が非常に明瞭で、技術力の高さがわかります。

[公式サイトで修理の詳細を見る]

6. 工房こつぐ(奥沢・自由が丘エリア)

本漆100%にこだわる「昔ながらの正統派金継ぎ」

教室としても人気の「こつぐ」は、修理においても「安全性」と「本漆」に徹底的にこだわっています。化学物質を使わない昔ながらの技法を守っており、小さなお子様がいるご家庭や、普段使いの食器を直したい方に最適です。

編集部の推しポイント

  • 食の安全を最優先:
    簡易的な合成樹脂は使用せず、本漆のみで修復するため、修理後も安心して口をつけられます。
  • 丁寧な仕事:
    漆の乾燥と研ぎを何度も繰り返すため時間はかかりますが、その分「線が細く美しい」仕上がりになります。
  • 和陶器との相性:
    派手すぎない、器に馴染む落ち着いた金継ぎを得意としています。
技法本金継ぎのみ
料金目安個別見積もり
納期3ヶ月 〜 6ヶ月
受付方法持ち込み・郵送可
アクセス奥沢駅 徒歩4分

口コミ・評判

「対応が丁寧」という信頼の声。派手な装飾よりも、器本来の良さを活かした修理を望む人におすすめです。

[公式サイトで修理の詳細を見る]

7. 日本てならい堂(神楽坂)

生活道具の修理を幅広く受け付けている「てならい堂」は、金継ぎを単なる修理ではなく「生活の物語をつなぐ行為」として大切に扱ってくれます。 「なぜこの器を直したいのか」という想いまで汲み取ってくれる、温かい対応が魅力です。

編集部の推しポイント

  • 相談重視:
    事務的な対応ではなく、時間をかけて相談に乗ってくれるため、修理に出すのが初めてでも安心です。
  • 幅広い対応:
    食器だけでなく、アクセサリーや暮らしの道具の軽い欠けなども相談可能です。
技法本金継ぎ(本漆使用)
料金目安・基本料:欠け 7,150円〜 / 割れ 7,700円
・仕上げ代:金粉 770円/1cm、銀粉 330円/1cm
納期3ヶ月 〜 4ヶ月
受付方法持ち込み(神楽坂 ※要予約)、郵送可
アクセス神楽坂駅 徒歩1分 / 牛込神楽坂駅 徒歩7分

[公式サイトで修理の詳細を見る]


修理依頼の一般的な流れ

  1. 問い合わせ(写真送付):
    LINEやメールで器の写真を送り、仮見積もりを出してもらうのが一般的です。
  2. 持ち込み / 配送:
    店舗へ持参するか、厳重に梱包して郵送します(送料は自己負担が多いです)。
  3. 本見積もり・入金:
    実物を確認して確定した金額を支払います。
  4. 修理期間:
    意外と知られていないポイントですが、金継ぎ(特に本漆)は非常に時間がかかります。

    簡易金継ぎ:最短2週間〜1ヶ月
    ・合成樹脂は早く固まるため、比較的早く戻ってきます。

    本金継ぎ:最短3ヶ月〜半年(人気店は1年以上)
    本漆は「塗る→数日乾かす→研ぐ」を数十回繰り返します。
    「梅雨の時期は乾きにくい」など季節の影響も受けます。
    人気の工房では順番待ちが発生しており、「忘れた頃に届くプレゼント」だと思って気長に待つ心構えが必要です。
  5. 完成・受け取り:
    生まれ変わった器と対面です。

郵送依頼の注意点と「割れない梱包」のコツ

「修理に出すために送ったら、配送中にさらに粉々になってしまった」
悲しいことに、実際によくあるトラブルです。多くの工房では配送中の破損は補償対象外となります。

割らないための「2重箱」梱包法

  • 器を包む: 器をプチプチ(気泡緩衝材)で3重以上に分厚く巻きます。
  • 【内箱】に入れる: 器が動かないサイズの小さな箱に入れます。
  • 【外箱】に入れる: 内箱よりひと回り大きなダンボールを用意します。
  • 隙間を埋める(重要): 外箱と内箱の間に、新聞紙や緩衝材をぎっしり詰め、「箱を宙に浮かせる」状態にします。これで外部の衝撃が器に届きません。

不安な人は「持ち込み」一択です。どんなに梱包してもリスクはゼロになりません。特に高価な器や、すでに複数箇所割れている器は、「都内の持ち込み可能店舗(つぐつぐ、無印良品など)」へ直接運ぶのが安全で安い(送料0円)方法です。

よくある質問(FAQ)

Q. 100均のお皿でも直してもらえますか?

A. 可能ですが、修理代(最低5,000円〜)の方が高くつくケースがほとんどです。「思い出の品だから、いくらかかっても直したい」という場合以外は、新しいものを買うか、自分で直す([金継ぎキット])のが現実的です。

Q. 以前自分で接着剤でつけてしまったのですが…

A. 多くの工房で対応可能ですが、一度接着剤を剥がすための「除去作業費(数千円)」が追加されることが多いです。無理に剥がそうとせず、そのまま相談しましょう。

Q. 郵送で送って割れませんか?

A. 配送中の破損は補償されないことが多いため、プチプチ(緩衝材)を巻き、箱の中で動かないように梱包する必要があります。不安な方は「持ち込み」できる店舗を選びましょう。


まとめ|「一生使いたい」ならプロへの依頼がおすすめ

金継ぎ修理は決して安くはありません。
しかし、プロの手によって蘇った器には、「前よりも美しい」と思えるほどの新たな魅力が宿ります。

  • まずは予算を知りたい
    → 各工房へ写真を送付し、見積もりなどを活用してみましょう。
  • 高すぎるな…と思ったら
    → 5,000円〜1万円ほどで道具が揃う「金継ぎキット」を使って、自分で直すのも素敵な体験です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

割れてしまった大切な器が再び輝く姿に魅了され、金継ぎの情報を正しく・わかりやすく発信するメディアを運営しています。専門用語はなるべく使わず、初めての方でも「これならできそう!」と思えるような記事執筆を心がけています。

目次